英語の成績が伸びない、英語だけは苦手、そう思っている方に私が心からお伝えしたいこと!
まずは、一生懸命、本気で、英単語を覚えてみてください。
たかが単語と侮るなかれ、英単語と本気で向きあい、習得することができれば、
英語という科目に対しての苦手意識が大きく変わります。
今回は、英単語について取り上げてみたいと思います。
英単語は英語力アップのカギ?
私は元々英語が苦手だったので、英語が苦手な人の気持ちはよくわかります。「 I(私は)」と来て、
2語目の動詞がもう分からないのですから、文構造がどうこうと言われてもさっぱりピンとこない、
と思っていました。
やはり英文を読むうえで、ある程度の語彙数は自分の中に持っておかないと
戦いの土俵に立つことすらできないと思います。
そして、私自身の経験、そして私のこれまで出会ってきた生徒たちの経験から
1つ確かなことがあります。英語は、ある程度の英単語力がついたときに、
ポーンと学力が跳ね上がり、そこからは上がる一方で下がることはありません。
つまり、英語力アップの最初のカギになるのは、間違いなく英単語なのです。
英単語をひたすら覚えて、一定の語彙数が自分の中に蓄積されたとき、ある日突然、普段の授業や勉強の中で、
「あれ?読める」という瞬間が訪れます。この「あれ?読める」という感覚が、
英語力が跳ね上がった証です。
それを感じるまでは、英単語を覚えても覚えても成績が伸びている実感がないので、
「本当にこんなことばかりやっていていいの?」と思ってしまいがちです。そこは歯のくいしばりどころ、
その期間を乗り越えた先に、英語力アップの転機が待っています。
まずは2週間で800語覚えてみる
高校で新たに習う、大学入試に必要な単語はおよそ2000語程度と言われていて、
その中で最重要単語に位置付けられているのはおよそ800語程度です。
まずは、この800語を2週間で覚えてみることをお勧めします。
簡単に言いましたが、2週間で800語、本気で取り組むとかなりの分量です。
単純計算で1日60語程度、左に単語、右に例文が載っている単語帳で
1日見開き6~8ページ程度でしょうか。
ここであくまで2週間で800語、1対1の意味が言えるようになることを目指す際の
私流のポイントを3点お伝えします。
- 日本語訳を完全に見えなくなるするために、英単語の横でページを折る
- 初見で意味が正解できた単語は、黒で塗りつぶして見えなくする
- 白く残っている単語のみを繰り返し暗記する
単語帳の初めの方には中学校レベルの単語も含まれているため、黒く消せる英単語も多く、
白抜きがポツポツ残っているだけのページもあるでしょう。後ろのページに近づくにつれ、
黒く塗れるところがなく、ほぼすべての英単語を覚えないといけないページばかりになってきます。
それでも、1日〇ページというノルマを守りながら、しっかり覚えていくのです。
ここで大切なのは、③の「繰り返し」つまり反復です。次の日のノルマをこなす前に、
前日までの白抜き箇所をすべて振り返って、覚えているか確認しながら進んでいきましょう。
本気で取り組むと、1日1時間から2時間は英単語の勉強に時間をかけることになるでしょう。
ですが、とにかくまずは2週間と思って、真剣に取り組んでみてください。
初日に勉強したページは、2週間毎日繰り返し見ることで、ほぼ1瞬で意味を確認しながら
めくっていけるようになります。そして、800語の蓄積が自分の中にできたころには、
「あれ?読める!」という感覚をきっと感じていると思います。
最終的には、800語を超えてもこの反復の勉強を繰り返し、
単語帳の最後のページに行きつくころには、単語帳1冊を10分~20分程度で
1周できるようになっていることが目標です。
派生語やイディオムなどは、とりあえず置いておいても大丈夫です。一旦は
1対1の意味が言えるようになること、それだけであなたの英語力は格段にアップしていることでしょう。
英単語の覚え方は人それぞれに違う
英単語のいい覚え方はありませんか?とよく聞かれるのですが、どの覚え方が自分に合うかは、
本当に人それぞれのようです。
単語は書くな、何度も見て覚えろ!という方もいますし、ひたすら手を動かしてガリガリ書く方が頭に入る
という方もいます。文章の中で覚えないと頭に入ってこない、という方もいますし、耳で聞いて覚えるのが
一番!という方もいます。私自身はというと…英単語を目視しながら、日本語訳をノートに書いていました。
大切なのは、1対1の意味が言えるようになろうと本気で思って、真剣に取り組んでみることです。自分に合ったやり方は、真剣に継続して取り組む中で見えてくると思います。目で見るだけでなく、
耳で聞く、手で書く、できれば発音するなど、五感をフルに使って取り組んでみてください。
何度繰り返しても覚えられない単語は、音のイメージや語呂合わせに頼ってみたり、
語源を確認したり、例文と関連付けて覚えてみたりと、想像力も駆使してください。
単語帳は汚してこそ意味がある、私は単語帳が分厚すぎてやる気がでなかったので、
薄く分冊に切って可愛い背表紙を付けて持ち歩いていました。楽しく取り組むための工夫をしてみてください。
まとめ
いかがでしたか。
私は英語が苦手だったとお伝えしましたが、初めに英単語に真剣に取り組んだことをきっかけに、
英語が得意科目になり、受験の強みとして使えるまでになりました。
みなさんも、英語力アップの最初の1ステップとして、英単語と向き合って、
自分に合った覚え方も編み出していってほしいと思います。
繰り返しになりますが…800語程度自分の中に蓄積できるまで、
成績アップの実感のない苦しい期間が続きます。そこで諦めないようにしてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。