受験生の親がやってはいけないこと~予備校生のリアルな声

こんにちは。管理人のさほです。

前回、受験生の保護者の方におすすめのサポートについてご紹介しました。

今回は、受験生にとってマイナスに働いてしまう「やってはいけないこと」をお伝えしたいと思います。

応援したい気持ちで接しているのに、なぜかいつもすれ違ってしまう…という方は、
もしかしたら当てはまるものがあるかもしれません。

よかったら参考にしてみてくださいね。

これだけはやめてほしい!受験生の親の4つの行動

受験生へのアンケートで「親からこれをされて嫌だった」という意見の多いものを挙げてみたいと思います。

耳の痛いこともあるかもしれませんが、お子さんと同じ立場の先輩からの声として
受け止めていただければと思います。

①気になりすぎて過干渉

「勉強しなくていいの?」「復習は終わったの?」「またテレビばっかり見て!」
「模試はどうだったの?」「授業についていけてるの?」

心配のあまりつい言ってしまうこともあると思うのですが、逆にお子さんのやる気を削いでしまうので注意が必要です。

常に監視されているような気分になり、家が安心できる場所ではなくなってしまいます。

親子喧嘩に発展して勉強どころではなくなる場合もあります。

②分からないから口出しもしない

「あなたに任せるから好きにしなさい」「よく分からないから自分で決めて」

お子さんのしたいようにさせてあげたいという親心もあると思いますが、
子供の方は突き放されたような気持ちになり、自分の殻にこもってしまいます

親は自分のことはどうでもいいと思っている、と勘違いしてしまうこともあります。

どうせ何を話しても無駄と、相談が必要な時に諦めてしまうことになりかねません。

③他人の受験談を聞かせたがる

「○○さんはこうだったらしいよ」「ほかの人は夜遅くまで勉強しているよ」
「自分が受験の時は遊ぶ暇なんてなかった」「1日10時間以上勉強していた」

成功例を話して参考にしてほしいと思う気持ちもあると思いますが、残念ながら逆効果になることが多いです。

自分を否定されているように感じて反発を生んでしまいます。

学力の状況や入試形態によっても今すべきことは人それぞれですし、
勉強方法も人によって合う合わないがありますので、他人と比べてはいけません。

④過度な期待をする

「お父さんの子供なんだから○○大学は当たり前」「こんなに頑張っているから絶対合格するよ」
「〇〇大学以外は認めない」「(近所で)うちの子は〇〇志望なんですよ」

親の方は悪気がなく思っていることを言っているだけでも、子供に過度なプレッシャーを与えて苦しめている場合があります。

子供の方も期待に応えようとするのですが、現実的に難しい場合、逃げ場がなくなってしまい、
逆に勉強に身が入らなくなることも多いようです。

本来は自分の行きたい大学にいくための受験のはずなのに、誰のために、何のために
勉強を頑張っているのか分からなくなってしまうこともあります。

子供が親に期待していることとは?

人は無意識のうちに相手に求めている役割があります。

受験生が親に求めているのは、「自分を信じて見守っていてほしい」ということです。

お子さんの家での様子を見て心配になったときは、できれば自分で直接伝えるのではなく、
グッと我慢して予備校の先生に伝えてみてください。

お子さんが「受験のアドバイスをしてくれる役割」を期待している人から注意してもらうのです。

そして、親にしか言えない弱音を吐いたり、受験の相談をしてきたりした時のために、
お子さんの受験する大学や入試制度について積極的に学んでください。

3者面談の機会だけでなく、お子さんを抜きにした2者面談を希望して、
受験について教えてもらうのもひとつの手だと思います。

他人と比較したり、自分の期待を押し付けたりするのではなく、お子さん自身を見て、
ありのままを認める気持ちを持ってください

できていないところではなく、頑張っているところが見えてきて、自然にほめる言葉が出たり、
笑顔で見守ることができるようになれば最高です。

まとめ

いかがでしたか。

「信じて見守る」…口で言うのは簡単ですが、一番子供のことを思っている親だからこそ
難しいこともありますよね。

ですが、ただでさえ不安で孤独な受験生活、できれば家に帰ればホッとできたり、
やる気を充電できたりするようにしてあげたいものです。

心配を表に出しすぎるのではなく、親だからこそできる心配りで応援の気持ちを伝えていけたらいいですね。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。