受験生の子供のサポートをしたいけど、何をしたらいいか分からないという声を多く聞きます。
予備校生に限らず、受験生の親は本当に大変だと思います。
親も一緒に受験を戦っていると言っても過言ではありません。
今回は、「受験生が親に望んでいること」を、具体的にご紹介したいと思います。
お子様の今の状況に合わせて、取り入れてみてください!
なんと言っても、おいしいご飯!
受験生にとって、毎日の楽しみは食べることと寝ることくらいしかありません。
だからこそ、1番のサポートは、「おいしいご飯を作る」これに尽きると思います。
予備校生にアンケートでも、「親にしてもらって嬉しかったこと」のダントツ1位は「食事面」です。
特別なことではなく、毎日栄養面を考えたおいしいご飯を作ってもらえる、
そのことに救われている受験生は本当に多いです。
食事面でサポートできることはたくさんあります。
②朝食と夕食の時間を毎日同じ時間にする
③小腹対策に、菓子パンやおにぎりなど軽食を持たせる
④模試の日や成績が返ってくる日は好きな料理を作る
⑤夜型のお子さんには夜食を作る
⑥食事の時間は笑顔で普段通りでいることを心がける
特に⑤は、遅くまで勉強して疲れた時に「おつかれさま」と夜食を持ってきてもらうことで、
応援してもらっていると感じた、というケースが多いのでおすすめです。
部屋の環境を整える
先ほど、受験生の毎日の楽しみは食べることと寝ることくらい、とお伝えしましたが、、
気持ちよく眠れる環境を整えてあげることも大きなサポートです。
定期的に布団を干したり、枕カバーやシーツを交換したりなど、
睡眠環境が快適に保たれていると、心地よく1日を終えることができます。
部屋に親が入ることに抵抗のないお子さんであれば、掃除機をかけたり、机を拭いたりも
ありがたいものです。
また、玄関やリビングやトイレなど普段の生活環境が清潔に保たれていることや、
毎日洗濯された服を着られることなど、当たり前に見えることにも感謝している受験生は多いです。
受験制度について勉強しておく
これは、勉強のアドバイスをしたり、志望校について意見を言ったりするためではなく、
お子さんが相談に乗ってほしいと言ってきたときに応える準備をしておくということです。
毎年受験に関わっている私でさえ驚くほど、受験制度は刻々と変わっています。
志望校について調べてみたり、どのような入試制度があるのか知っておいたりするだけでもいいのです。
調べたら色々話したいことが出てくると思いますが、親の方から話を振るのではなく、
あくまでお子さんが話を聞いてほしいと言ってきたときに相談にのるようにしてください。
正しい知識を持って相談に乗ることで、かけてあげられる言葉も変わってきます。
お子さんも、自分の悩みに真剣に向き合ってもらえていると感じて心強さを感じるはずです。
手続き面を代行する
これは、勉強以外にかかる時間と手間を省いてあげられるので、かなり大きなサポートです。
例えば出願時、近年ネットでの出願が増えていますが、必要な書類をそろえて送ったり、
入力を代行してもらえたりするのも、とても助かります。
また、遠方に受験に行く場合は、宿泊や交通の予約を取ったりということもあるでしょう。
自分のことは自分でさせた方がいい、という意見もありますが、個人的には、
第一志望校の出願手続き以外は、誰がしてもいいのではないかと思っています。
ただ、間違えがないように、最終チェックはお子さんにしてもらうなど、
お子さん自身が責任を持てるようにしておくことは大切です。
お子さんの性格にもよりますが、「これはやっておくね」「調べておいたよ」など、声をかけながら
進めていく方がいいでしょう。
お金のことをきちんと話す機会を作る
何も考えていないように見えて、実はお金のことが気になっている受験生はとても多いです。
滑り止めも含めて複数の大学に出願したいと思っているが、入学金なども考えると大丈夫なのだろうか、
国公立に不合格だった場合は私立に行けるのだろうか、など、不安な気持ちを抱えている場合もあります。
親の方が受験や今後の大学生活にどれだけお金がかかるかを正しく知り、
「ここまでは大丈夫」というラインをきちんと伝えておくことは、とても大切なことです。
予備校生のアンケートでも、
「親にお金のことは自分たちが何とかするから、あなたはしっかり勉強しなさいと言われて心強かった」
「私立に行ってもいいと言われたことで、絶対国公立に合格したいという気持ちが強まった」
など、お金のことについて家族で話せたことを良かったと感じるエピソードは多いです。
奨学金などの支援制度を知っておくことで、選択の幅が広がるということもあります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、受験生の保護者におすすめしたいサポート内容をご紹介しました。
おいしいご飯を作る
部屋の環境を整える
受験制度について勉強しておく
手続き面を代行する
お金のことをきちんと話す機会を作る
応援したい気持ちは山々でも、実際何をしたらいいか…という場合の参考にしてもらえたらと思います。
「頑張れ」と言葉で言わなくても、日々の生活の中で応援している姿勢が伝わるといいですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。