こんにちは。管理人のさほです。
入学して少し時間が経ち、新しい友人とも親しくなってきた頃、突然予備校生を襲うSNS上のトラブル。
しかも、近年増えてきています。
自分にまったくその気はなくても友人を傷つけてしまったり、
逆に、相手に悪気はないと分かっていても自分はとても嫌で
勉強に集中できなくなってしまったり…
今回は、そのようなSNSトラブルについて知っていただき、自分の身にトラブルが降りかからないように
注意をしていただけたらと思います。
・トラブルに巻き込まれないための予防法
・被害にあった場合の対処法
意外と多い予備校でのSNSトラブル
普段何気なく使っているSNSでトラブルが起きることがあります。
ここでは、実際に起きたトラブルの例を紹介してみたいと思います。
例1:特定の人からしつこく連絡が来る
一番相談が多いのはこのケースです。
連絡を送る側に悪気がなくてもトラブルは起こります。
「おはよう」「今日は〇〇の授業だ!」「全然解けなかった…」「今何してる?」
「疲れたからちょっと休憩中」「今から帰る!」「もうシャワー浴びた?」「おやすみ」
自分の思いついたタイミングで、気軽に連絡をしているだけでも、相手がにとっては、
1人の人から毎日、多いときは10件以上連絡が入っている…
それだけで精神的な負担を与えてしまうことがあります。
また、気の合う友人ができて、自分としては悩みを相談していただけでも、
相手は勉強に集中したい時にいつも邪魔をされる、と感じていることもあるでしょう。
例2:SNSのブロックがストーカー行為に発展する
初めは仲良く連絡を取り合っていたのに、ある時ぱったりと連絡が取れなくなり、
そのことがきっかけでトラブルに発展するということもよくあります。
連絡しても既読もつかない、避けられることをした覚えはないし会って話をしたい、
会えるように、授業がある教室前や帰り道で待っていよう!
この程度あれば普通の行動に見えるかもしれませんが、それが頻繁に続くと、
相手は常に後をつけられているような精神的恐怖を感じるかもしれません。
会いたい気持ちがエスカレートして、帰りに後をつけ、家を特定して待ち伏せする、
インスタで投稿されている場所を確認して、常に現れるなど、
本格的なストーカー行為に発展する場合もあります。
例3:自分の写真が勝手に悪用される
友人と撮った写真が勝手にサイトにアップされて嫌な思いをした、という訴えや、
気づかない間に自分の写真が撮られて、ネット上に流れていたというケースもあります。
複数の男子生徒が女子生徒の写真を集めて、容姿の品評会のようなことをしていたということもありました。
トラブルに巻き込まれないためには?
まず、SNS上でどのようなことがトラブルになり得るかを知って、予防しましょう。
被害者にならないために
- むやみに連絡先を交換しない
- 連絡先を交換する場合は、連絡のつく時間帯や連絡を返せないこともあることを伝えておく
- 自分の写真を投稿されたくないときは、写真を撮る前に断っておく
- 相手からの連絡が多すぎる場合は、勉強に集中したいことを伝える
当たり前のことかもしれませんが、予防のために一声かけておくだけで
トラブルが避けられることもあります。
「今年は携帯使わないようにしようと思ってるから、合格してから交換しよう」
「昼休みと夕食時しか携帯見ないから、連絡返せないことが多いと思う」
「あまり返信できなくてごめん、今年は勉強に集中したいから携帯見ないようにしてる」
など、素直に気持ちを伝えてみることをおすすめします。
相手も同じ受験生なので、意外とすんなり納得してくれることが多いです。
加害者にならないために
- 携帯を使う時間を決めておく
- 相手からの返信に自分のペースを合わせる
- 悩みはできるだけ予備校内の友人ではない人に話す
- 相手が距離を置こうとしている場合は無理に関係を保とうとしない
SNSは気軽に使えるからこそ、相手の時間を奪ってしまうことにつながる意識を持っておきましょう。
自分の気持ちだけではなく、相手のペースも大切にすることで信頼関係も生まれます。
予備校生活の中では悩みも起きがちで、誰かに相談したい気持ちになることもあると思います。
そのような場合は、
もし相手が悩みを聞いてくれると言った場合でも時間を決めて話す、
できれば、周囲の大人たちや大学に通っている友人など、
予備校生ではない相手に相談する
などの工夫ができればよいと思います。
被害に合った場合の対処法は?
気を付けていても相手あってのことなので、被害に合ってしまう場合もあります。
そのような場合は、気づいたときにすぐ周囲の先生や大人たちに相談しましょう。
自分が相談したことは伏せて、うまく相手に伝えてもらえるかもしれません。
また、話し合いで解決する場合も、第三者の大人を介したり、
一緒に立ち会ってもらったりすることで円満に解決する可能性が高いと思います。
よくあるのが、「相手に悪気はないから…」と相談を躊躇しているケースです。
相手が気づいてくれるのを待っていてもなかなか事は動きません。
自分が我慢すればいいと思っている間に、精神的に追い詰められてしまうこともあります。
予備校によっては、「ハラスメント相談窓口」を備えている場合もあります。
ハラスメントは「自分がどう感じるか」が判断基準です。あなたが嫌と感じているなら
その気持ちを大切にして、今の環境を変えるために、勇気を出して相談してみてください。
まとめ
限られた時間の中で、勉強以外の悩みを抱えたままでいるのはとても辛いことです。
SNSのトラブルにはどのようなものがあるかをまずは知っていただき、
被害者にも加害者にもならないように、それぞれが普段の生活の中で
少しだけ相手に配慮して過ごせればいいのではないかと思います。
そして、繰り返しになりますが、もし「今実際に悩んでいる」方がいるなら、
勇気を出して周囲の大人に相談してください。
あなたの1年は、あなたのためにある。トラブルが一日も早く解決することを願っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。