【現役予備校教員がレクチャー】受験生におすすめする、集中力アップに効果的な方法3選

こんにちは。管理人のさほです。

集中力が続かない…この悩みはほとんどの方が感じたことがあるのではないかと思います。

頭にモヤがかかったようになってしまったり、思考回路が停止してしまったり、
集中しようと色々試しても効果がなくて、気持ちばかり焦ってしまう…
予備校生は毎日勉強が本業ですので、集中力がないと感じる状況は本当に辛いですよね。

今回は、私が集中力を保つのに効果があると感じた方法を、具体的に紹介してみたいと思います。
独自の方法なのでちょっと偏っていますが、よかったら試してみてください。

集中力アップに効果的な3つの方法をご紹介します!
 ・1時間ごとに科目を変更してみよう
 ・「ストップウォッチ」と「2倍速リスニング」を使って集中力アップ!
 ・頑張った証を見えるところに置こう

1時間ごとに勉強する科目を変える

一般的に、集中力の限界は90分と言われていますが、
90分ずっと集中し続けるのは、現実問題なかなか難しいですよね。
…というより、私自身、90分黙々と勉強に没頭できる自信はありません!

大学の授業などは90分授業が多いですし、実際授業などは面白ければ時間を忘れて、
気が付いたら終わっていた、ということもありますが、実際に自分で勉強するときに
同じ時間を集中して過ごせるかは
別問題ではないかと思っています。

そこで、私がお勧めしたい勉強法は、[50分勉強+10分休憩]の合計60分間で
1科目1構分の勉強をスパッと終わらせてしまう方法です。

人それぞれではありますが、例えば自分にとって難しい内容の
予習 or 復習 or 暗記物1構分にかかる時間は、大体60分前後のことが多いです。

それを50分で強制的に終わらせることで、自分にほどよいプレッシャーがかかり、
その後10分間休憩することで頭もリフレッシュできて、
また新しい気持ちで次の科目に取り掛かることができます

感覚としては、脳の違う部分を次々使っていくようなイメージです。
私なりのポイントは、この2つです。

  1. 1つの科目の予習 or 復習 or 暗記物を続けてしないこと
  2. 予定していた範囲が時間より早く終わったときは、そこで切り上げて休憩を取り、
    次の科目に移る

脳のある個所が疲れたころに、また別の個所を使って勉強する、
その繰り返しでかなり長い時間集中して勉強することができるように思います。

また、今日中に勉強すべき内容をすべて隣に積み上げて、
「これが終わったら寝る!」と決めて順に取り掛かっていくのもおすすめです。

ゴールまでの距離が見えることと、山がどんどん小さくなっていくことで、
モチベーションアップにつながります

集中力爆上げ!
「ストップウォッチ」&「2倍速リスニング」

ストップウォッチは、受験生であれば日頃から使っていらっしゃる方が多いのではないかと思います。

頭が疲れてきた、でももうあとひと踏ん張りしないといけない…
そんな時におすすめしたいのが、ストップウォッチを使ったちょっと無茶な勉強法です。

自分で絶対無理と思われる制限時間を設定して、本気でその時間内で終わらせようと
問題を解いてみる、計算系の問題の方がいいと思います。

例えば20分はかかるであろう数学の問題を10分で解こう!と決めるとします。
そして、殴り書きでもなんでもいいので2倍速で手を動かして、
本気でその問題を10分で解いてみようとチャレンジするのです。

この方法のいいところは、1問・2問チャレンジしてみることで、
集中力が一気に高まる可能性が高いことです。

実際に10分で解けたかどうかはあまり問題ではなく、
本気で10分で解こうと目を見開き、手を最速で動かし、頭をフル回転させることで、
集中力を取り戻すことが目的です。

同じような理由で、「2倍速リスニング」もおすすめしています。

2倍速で聞ける機能の付いた再生媒体は必要ですが、上記の[50分+10分]の
10分休憩の間に、目を閉じて2倍速のリスニングを耳元で流しておくと、
脳が勝手に回転を速めて集中力が高まっていくように思います。

そして、集中力が高まった、脳が覚醒した、と感じられたら、
そこからは普段通り、淡々と勉強を進めていけば良いのです。

頑張った証を目に見えるところに貯めていく

これは集中力アップというよりも「モチベーションアップ」なのかもしれませんが、
実際に自分が頑張った証を目の前に積み上げていくことで、「よし!頑張ろう!」と
勉強に身が入る場合があります

例えば、

  1. 短くなった鉛筆を透明なビンに貯めていく
  2. インクのなくなったボールペンの芯をお気に入りのカップに差していく
  3. 計算や暗記で書きつぶしたノートに番号を付けて机に並べる
  4. やることリストをつぶしていく
  5. ノルマが終わるたびにシールを貯めていく

などです。

また、自分なりに気分が上がる方法を工夫してみてください。
例えば②のボールペン、敢えてインクの出が良くすぐになくなるものを使うことで、
「頑張った」という達成感を何度も味わうことができるかもしれません。
③のノートも、分厚いものを使った方がいい人と、薄い方がいい人、
どちらの方がやりがいを感じられるかは人それぞれだと思います。

自分が頑張って積み上げた軌跡を目の前に置いておくことで、
気持ちが前向きになったり、試験が近づいた時は自信につながったりもするので
そういった意味でもおすすめです

まとめ

いかがでしたか。ここまで3つの方法をご紹介してきましたが、
気になるものはありましたでしょうか。

  1. [50分+10分]ごとに勉強する科目を変える
  2. 集中力爆上げアイテム
    「ストップウォッチ」&「2倍速リスニング」
  3. 頑張った証を目に見えるところに置く

何かひとつでも、皆さんの集中力アップや回復に役立つことがあれば幸いです。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。